パートナーシップ
コミュニケーション
partnership × mutual respect communication
2
自己表現

ケンカにならない話の始め方

今日のゴール

この講座が終わる頃、あなたにはこんな変化が起きています:

  1. パートナーに本音が言えなくなる仕組み(人との距離のクセによる不安・仮面・過去の記憶)を、自分の体験と照らし合わせて説明できる
  2. 「ケンカにならない話の始め方」の3ステップ(状況+気持ち+お願い)を使い、ペアワークで自分の本音を安全に伝える練習ができている
  3. 4つのパターンの「批判」を「ケンカにならない伝え方」に変換する練習を3パターン以上できている
本音を言わないのは優しさじゃない。
「伝え方」を知った上で本音を届けることが、
本当の優しさ。
P.01

今日の流れ

時間やること形式
0:00-0:15チェックイン・宿題シェア全体
0:15-0:35ワーク1:「パートナーに言えなかったこと」を書く個人→ペア
0:35-0:50なぜ本音が言えなくなるのか? 3つの壁全体
0:50-1:00休憩
1:00-1:25本音が言えなくなる心の仕組み講義
1:25-1:35ワーク2:心の中のつぶやきの書き換え個人
1:35-2:05ワーク3:体の感覚に聴いてみるワーク個人→ペア
2:05-2:15気づきの共有グループ
2:15-2:25休憩
2:25-2:55ケンカにならない話の始め方の科学講義
2:55-3:25ワーク4:ケンカにならない伝え方ロールプレイペア→3人組
3:25-3:40ワーク5:自分の「言えなかったこと」を穏やかに言い換える個人
3:40-3:45全体振り返り全体
3:45-3:50休憩
3:50-4:05ワーク6:振り返りシート+ペア共有個人→ペア
4:05-4:15まとめ・宿題・チェックアウト全体
P.02

前回の宿題シェア

「小さな呼びかけキャッチャー」の結果

前回の宿題は、パートナーの「小さな呼びかけ」に気づいて応答する3日間の実践でした。

「パートナーのどんな"小さな呼びかけ"に気づきましたか?」

「応答してみて、パートナーの反応に変化はありましたか?」

2〜3名に体験をシェアしてもらいます。「うまくいった話」だけでなく、「気づけなかった」という体験も大切です。「気づけなかったこと自体に"気づけた"のが進歩ですよ」と声をかけてください。

前回のおさらい

第1回では、パートナーの「小さな呼びかけ」に気づいて応答する力を学びました。うまくいっているカップルは呼びかけに86%応答し、うまくいっていないカップルは33%。この差が関係の質を決めていました。

今日は、その次のステップ。「自分の本音を、安全に届ける方法」を学びます。

P.03

宿題の振り返り

「小さな呼びかけキャッチャー」3日間を振り返って

1日目:パートナーの小さな呼びかけで気づいたもの

2日目:意識的に応答してみて、どうだった?

3日目:おうむ返し+感情を試してみた結果

感謝リスト(5つ書けましたか?)

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パート1

なぜ本音が言えなくなるのか?

パートナーに、本当は言いたいことがあるのに言えない。そんな経験、ありませんか?

「言ったらケンカになるし」「波風立てたくないし」「どうせわかってもらえないし」——こうやって、だんだん本音を飲み込むようになる。

でも、飲み込んだ本音は消えません。心の奥にたまり続けて、ある日突然爆発したり、逆にパートナーへの気持ちが冷めていったりします。

本音を言えないのには、ちゃんと理由がある。
あなたが弱いからではありません。
脳と心に「3つの壁」があるからです。

本音を止める3つの壁

壁1:人との距離のクセによる不安

「これを言ったら嫌われるかも」「離れていくかも」

第1回で学んだ「人との距離の取り方のクセ」を思い出してください。不安タイプの傾向が強い方は、特にこの壁にぶつかりやすいです。

本音を言うこと=関係が壊れること、という無意識の思い込みが、あなたの口をふさいでいます。

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壁2:「良い妻/良い夫」の仮面

「私はちゃんとした妻でいなきゃ」「夫として弱音は吐けない」

こういう「こうあるべき」が、本音を押さえ込みます。仮面をかぶって「いい人」を演じ続けた結果、本当の自分が透明になっていく

我慢していることに気づかないまま、ある日パンクしてしまう——そんなパターンに心当たりはありませんか?

壁3:過去の記憶

「前に言ったらすごく怒られた」「本音を言ったら無視された」「泣かれて罪悪感を感じた」

過去に本音を言って痛い目にあった記憶があると、脳は「本音を言う=危険」と学習してしまいます。これは脳の防御反応なので、意志の力だけではなかなか変えられません。

でも安心してください。「安全な伝え方」を体で覚えることで、少しずつ書き換えていくことができます

やさしく解説:脳の防御反応って?

脳の中にある「扁桃体(へんとうたい)」という部分が、過去の怖い体験を記憶しています。似た場面になると、自動的に「逃げろ!」「黙れ!」と指令を出します。これは、あなたを守ろうとする脳の仕組みです。

P.06

「良い妻/良い夫」の仮面とは

私たちは知らず知らずのうちに、「パートナーとしてこうあるべき」という理想像を持っています。

こういう「べき」を守り続けると、本音を言う余地がなくなります。やがて、自分でも「自分が何を感じているのか」がわからなくなることさえあります。

仮面をかぶり続けるとどうなる?

短期的には平和が保たれます。ケンカにもなりません。

長期的には心がどんどん離れていきます。「一緒にいるのに孤独」という状態に。

ゴットマン博士の研究では、問題を避け続けるカップルが最も危険だとわかっています。ケンカするカップルより、本音を言わなくなったカップルの方が、関係が壊れやすいのです。

仮面を外すのは怖いこと。
でも、透明になるより、ずっといい。
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パートナーとの関係の中の
"どうせ私は"

3つの壁の奥には、もう一つ大切な気づきがあります。それは、パートナーに対して繰り返してしまっている「パターン」です。

本音が言えないとき、心の奥で「どうせ私は......」というつぶやきが回っていることがあります。このつぶやきは、小さい頃から積み重ねてきた「思い込み」。パートナーとの関係の中で、無意識に繰り返されています。

STEP 1:パートナーに本当は言いたかったけど言えなかった言葉を3つ書いてください

1.

2.

3.

STEP 2:なぜ言えなかったのか、下の4つの「どうせ私は」のうち、当てはまるものに○をつけてください

STEP 3:このパターンに気づいて、今どんな気持ちですか?

パターンに「気づく」だけで大丈夫です。無理に変えようとしなくていい。「あ、また"どうせ私は"が出てきたな」と気づけることが、変化の第一歩です。

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ワーク1:「パートナーに言えなかったこと」を書く

最近、パートナーに本当は言いたかったけど言えなかったことを書いてみてください。誰にも見せません。自分のためだけに書きます。

「何を書いたか」は共有しません。書いた後にペアで共有するのは「書いてみて、どんな気持ちがしたか」だけです。内容を共有すると防衛が働きますが、"気持ち"を共有すると共感が生まれます。

パートナーに言えなかったこと(自分だけのスペース)

書いてみて、どんな気持ちがしましたか?

(胸のあたりの感覚に意識を向けてみてください)

ペアで共有:「書いてみて、どんな気持ちでしたか?」

※「何を書いたか」ではなく「どんな気持ちか」を話します

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パート2

心の中のつぶやきと
本音の関係

本音が言えない時、私たちの頭の中ではこんな「つぶやき」が回っています。

よくある心の中のつぶやき

1Day講座で学んだ「脳のフィルター」を思い出してください。この心のつぶやきが、脳のフィルターを「本音を止めるモード」にセットしているのです。

つぶやきが変われば、フィルターが変わる。フィルターが変われば、行動が変わります。

1Day講座の復習:脳のフィルターって?

脳には、たくさんの情報の中から「今の自分に関係ありそうなもの」だけを選び取る仕組みがあります。「パートナーに本音を言うのは危険だ」と脳が思っていると、「言わない理由」ばかりが見えてきます。逆に「伝え方を選べばちゃんと届く」と思えると、「伝えるチャンス」が見えてくるのです。

P.09
ワーク2:心の中のつぶやきの書き換え

ブレーキになっている「つぶやき」を、前に進む「つぶやき」に書き換えてみましょう。

ブレーキのつぶやき前に進むつぶやき
「これを言ったらケンカになる」 「伝え方を選べば、ちゃんと届く」
「我慢すれば丸く収まる」 「我慢は優しさじゃない。伝えることが本当の優しさ」
「どうせわかってもらえない」 「伝え方次第で、わかり合える可能性がある」
「言っても無駄」 「今までは言い方を知らなかっただけ。今日から変えられる」

あなた自身のつぶやきを書き換えてみましょう

ブレーキのつぶやき:

前に進むつぶやき:

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ワーク3:体で感じてみる
やさしく解説:「体で感じてみる」って?

心理学で「体の感覚に聴いてみる」と呼ばれる方法を、やさしくアレンジしたものです。頭で考えるのではなく、体に意識を向けて、まだ言葉になっていない気持ちに気づく練習です。

やってみましょう

  1. 楽な姿勢で座って、目を閉じてください
  2. ゆっくり呼吸を3回(鼻から吸って、口からふーっと吐く)
  3. さっき書いた「パートナーに言えなかったこと」を思い浮かべてください
  4. そのことを考えたとき、体のどこに、どんな感覚がありますか?
  5. その感覚に「名前」をつけるとしたら、なんと呼びますか?

体のどこに感覚がある?

どんな感覚?(名前をつけるなら?)

「胸がきゅっとする」「お腹が重い」「喉がつまる」など、体の感覚を言葉にするよう促してください。正解はありません。「感じたことが、今のあなたの本音なんですよ」と伝えてください。

ペアで共有:「体で感じたこと」をお互いに話してみましょう。

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パート3

ケンカにならない
話の始め方

いよいよ今日の核心です。パートナーに本音を伝えるための、具体的な方法を学びましょう。

やさしく解説:「ケンカにならない話の始め方」って?

ゴットマン博士が研究の中で見つけた「穏やかな切り出し(Gentle Start-up)」という方法です。相手を責めずに、自分の気持ちとお願いを伝える話し方のことです。

3ステップのテンプレート

ステップ1:こういう時に(具体的な状況を言う)

ステップ2:私はこう感じる(主語を「私」にする)

ステップ3:こうしてくれると嬉しい(具体的なお願い)

1Day講座で学んだ「私は」で始める伝え方の進化版

1Day講座では、「私は」で始める伝え方(状況+気持ち+お願い)を学びました。今回はこれをさらに深めて、パートナーとの会話の「最初の一言」を変えるところに集中します。

なぜ「最初の一言」が大事なのか? それは次のページで。

P.12

使い方の例

例1:家事のこと

ステップ1(状況):「食器がシンクに溜まっているのを見ると」

ステップ2(私の気持ち):「私はちょっと疲れた気持ちになるんだ」

ステップ3(お願い):「一緒に分担を考えてくれると嬉しいな」

例2:帰宅時間のこと

ステップ1(状況):「帰りが遅い日が続くと」

ステップ2(私の気持ち):「私はちょっと寂しくなるんだ」

ステップ3(お願い):「週に1日でも一緒にごはん食べられたら嬉しいな」

ポイント

「あなたが〜」ではなく「私は〜」で始める。これだけで、相手は「責められている」と感じにくくなります。

「あなたっていつも遅いよね」→ 相手は壁を作る

「帰りが遅いと、私はちょっと寂しいな」→ 相手は耳を傾けやすい

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最初の3分で96%が決まる

ゴットマン博士の研究チームは、驚くべきことを発見しました。

会話の最初の3分間を見るだけで、
その会話がどんな結末になるかを
96%の精度で予測できた。

つまり——

だから、「どう切り出すか」がすべてと言っても過言ではありません。

「ケンカになる切り出し」と「ケンカにならない切り出し」

ケンカになる切り出し

  • 「あなたって、いつも〜」
  • 「なんで〜してくれないの?」
  • 「どうして〜できないの?」
  • 「あなたのせいで〜」

ケンカにならない切り出し

  • 「〜の時に、私は〜」
  • 「〜してくれると嬉しいな」
  • 「お願いがあるんだけど」
  • 「ちょっと相談したいことがあって」
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4つのパターンを
「ケンカにならない伝え方」に変換

1Day講座で学んだ「4つのパターン」を覚えていますか? それぞれを「ケンカにならない伝え方」に変換してみましょう。

4つのパターン(Before)ケンカにならない伝え方(After)
批判
「また遅いの? 家族のことなんてどうでもいいんでしょ」
「帰りが遅いと、私はちょっと寂しくなるの。週に1回でも一緒にごはん食べられたら嬉しいな」
見下し
「はいはい、またその話?」
「その話、大事なんだよね。ちゃんと聴くから、もう一回教えて?」
言い返し
「私のせいじゃないし」
「確かに、私にもできたことがあったかもしれないね」
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4つのパターン(Before)ケンカにならない伝え方(After)
シャットダウン
「……」(黙り込む・壁になる)
「ちょっと気持ちが整理できなくて。20分したらまた話そう。必ず戻るね」
批判
「なんで言ってくれないの!」
「私は、あなたの気持ちをもっと知りたいと思ってるんだ。話してくれると嬉しいな」
変換のコツ
  1. 「あなたは」→「私は」に主語を変える
  2. 「いつも」「絶対」「全然」→ 具体的な場面に絞る
  3. 「なんで?」「どうして?」→ 「こうしてくれると嬉しい」に変える
  4. 人柄を攻撃する言葉→ 行動についての気持ちを伝える
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男女の伝え方の違い

本音の伝え方には、男女で傾向の違いがあります。もちろん個人差はありますが、知っておくと「あ、そういうことか」と理解しやすくなります。

男性に多い傾向

感情の言葉が少ない

  • 「別に」「普通」で済ませがち
  • 「困ってる」とは言えても「寂しい」「悲しい」は言いにくい
  • 論理的に伝えようとして、感情が抜け落ちる
女性に多い傾向

間接的に伝えがち

  • 「察してほしい」と思いやすい
  • 遠回しに言って、相手に気づいてもらおうとする
  • 直接的に言うと「キツい人」と思われないか不安
どちらにも共通する大切なこと

男性は「感情の言葉を増やす」練習を。「別に」を「ちょっと疲れてて」に置き換えるだけで、パートナーへの伝わり方が変わります。

女性は「察してもらうのを待たず、言葉にする」練習を。「気づいてくれない」と嘆くより、3ステップで伝える方がずっと確実です。

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ワーク4:ケンカにならない伝え方ロールプレイ

ペアになって、「ビフォー」と「アフター」の会話を実際にやってみましょう。

必ず「架空の場面」で練習してください。自分のリアルなケンカの内容は使いません。まずは「型」を体で覚えることが大事です。

シナリオ1:家事のこと

ビフォー(4つのパターンが出ている会話)

A:「また食器洗ってないの? ほんとだらしないよね」(批判)

B:「そっちだって洗濯たたんでないじゃん」(言い返し)

アフター(ケンカにならない伝え方)

A:「食器がシンクに溜まってると、私はちょっと疲れちゃうんだ。一緒に分担考えてくれると嬉しいな」

B:「そっか、疲れさせてたんだね。確かに最近、俺の分担少なかったかも」

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シナリオ2:帰宅時間のこと

ビフォー

A:「また遅いの? 家族のことなんてどうでもいいんでしょ」(批判+見下し)

B:「……」(スマホをいじりながら無視)(シャットダウン)

アフター

A:「帰りが遅いと、私はちょっと寂しくなるんだ。週に1日でも一緒にごはん食べられたら嬉しいな」

B:「寂しかったんだね、ごめん。水曜なら早く帰れるかも。やってみるよ」

シナリオ3:育児方針のこと

ビフォー

A:「あなたは子どもに甘すぎる。ちゃんとしつけてよ」(批判)

B:「じゃあ全部自分でやれば? もう知らない」(シャットダウン)

アフター

A:「子どものしつけのことで、私はちょっと不安に感じてるんだ。2人で方針を話し合えたら安心できるんだけど」

B:「不安だったんだね。確かに、ちゃんと話したことなかったかも。週末少し時間取ろうか」

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ステップ2:3人組で実演+フィードバック

ペアワークの後は、3人組になって練習します。

3人組の役割

3回まわして、全員が全ての役を体験します。

「穏やかに切り出せたとき、身体にどんな変化がありましたか?」と問いかけてください。「肩の力が抜けた」「声のトーンが変わった」と気づく方が多いです。

ワーク4の振り返り

やってみてどうでしたか?

ビフォーとアフターで、身体の感覚に違いはありましたか?

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「私は」で始める伝え方
応用編

1Day講座で学んだ「私は」で始める伝え方をもう一歩深めましょう。

よくある「つまずきポイント」

つまずき1:「私は」で始めても、途中から攻撃になる

「私は悲しいの。だってあなたがいつもそうだから!

→ 最後まで「私の気持ち」と「お願い」で完結させるのがコツ

こうしてみて

「私は悲しいの。一緒に解決できたら嬉しいんだけど」

つまずき2:お願いが抽象的すぎる

「もっとちゃんとしてほしい」「もう少し気を使ってほしい」

→ 具体的な行動をお願いするのがコツ

こうしてみて

「ゴミ出しの日の朝、ゴミをまとめてくれると助かる」
「帰りが遅くなるとき、LINEを1本くれると安心する」

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つまずき3:タイミングが悪い

疲れて帰ってきた直後、忙しい朝、子どもが泣いている最中……

→ 「今、ちょっと話せる?」と確認してから始めるのがコツ

こうしてみて

「落ち着いたときに少し話したいことがあるんだけど、いつがいい?」


「私は」で始める伝え方 テンプレート集

基本テンプレート

(こういう時に)私は(こう感じる)の。(こうしてくれると)嬉しいんだけど。」

使い方の例

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ワーク5:自分の「言えなかったこと」を穏やかに言い換える

ワーク1で書いた「パートナーに言えなかったこと」を、3ステップで言い換えてみましょう。

ステップ1:こういう時に(状況を具体的に)

ステップ2:私はこう感じる(気持ちを「私は」で)

ステップ3:こうしてくれると嬉しい(具体的なお願い)

つなげて言ってみると……

書けたあなたへ

ここに書けたということは、もう「伝え方」を手にしたということです。あとは、いつ・どのタイミングで伝えるかを選ぶだけ。焦らなくて大丈夫です。

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パート4

全体振り返り

身体で感じてみる(ボディスキャン)

  1. 楽な姿勢で座って、目を閉じてください
  2. ゆっくり呼吸(鼻から吸って、口からふーっと吐く)を3回
  3. パートナーの顔を思い浮かべてください
  4. 今日の最初と比べて、胸のあたりの感覚は変わっていますか?

今日の最初の感覚:

今の感覚:

「重い」→「ちょっと軽くなった」「温かくなった」——この身体の変化こそが、今日の学びが「届いた」証拠です。

伝え方を知った今、
あなたの本音はもう「怖いもの」ではありません。
パートナーとの関係を前に進める「力」です。
P.24
ワーク6:振り返りシート

今日の気づき Best 3

1.

2.

3.

今日学んだことの中で、一番「使ってみたい」と思ったことは?

今日の講座を漢字一文字で表すと?

P.25

宿題

「ケンカにならない伝え方」
実践日記(3日間)

大きなことでなくて大丈夫。日常の小さな場面で試してみましょう。

1日目:「私は」で始める伝え方を1回使ってみる

「ありがとう」「ちょっとお願いがあるんだけど」——こんな小さなことでOKです。

2日目:「状況+気持ち+お願い」の3ステップを1回試す

完璧じゃなくていいです。「なんとなくそれっぽく言えた」で合格!

3日目:パートナーの「批判」に気づいたとき、自分は穏やかに返せたか振り返る

返せなくても大丈夫。「あ、今"批判"だったな」と気づけただけで進歩です。


追加宿題:感謝リストを5→10に増やす

前回書いた5つに加えて、さらに5つ。「ありがとう」を見つけるほど、脳のフィルターがポジティブに切り替わります。

P.26

宿題記録ページ

1日目の記録

「私は」で始める伝え方を使った場面と、パートナーの反応:

2日目の記録

3ステップ(状況+気持ち+お願い)を試した場面と、感じたこと:

3日目の記録

パートナーの批判に気づいた場面と、自分の反応:

感謝リスト(6〜10)

6.
7.
8.
9.
10.
P.27

おさらい:Day 2のポイント

本音が言えなくなる3つの壁

どんなもの?
人との距離のクセによる不安「言ったら嫌われるかも…」
「良い妻/良い夫」の仮面「こうあるべき」が本音を抑える
過去の記憶「前に言ったら怒られた/無視された」

ケンカにならない話の始め方 3ステップ

テンプレート

(こういう時に)私は(こう感じる)の。(こうしてくれると)嬉しいんだけど。」

心の中のつぶやきの書き換え

ブレーキ前に進む
「ケンカになる」「伝え方を選べば届く」
「我慢すれば丸く収まる」「伝えることが本当の優しさ」
「どうせわかってもらえない」「伝え方次第で、わかり合える」
「言っても無駄」「言い方を知らなかっただけ」

今日の数字

会話の最初の3分で、結末の96%が決まる。

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次回予告

第3回:境界線 ── パートナーとの"ちょうどいい距離"

次回は、パートナーとの「距離感」について学びます。


コースマップ

1Day講座:見えなかったものが見える4時間(受講済み)
▼ 全5回講座
第1回:傾聴と共感 ―― パートナーの"小さな呼びかけ"に気づく(受講済み)
第2回:自己表現 ―― ケンカにならない話の始め方 ★今日
第3回:境界線 ―― パートナーとの"ちょうどいい距離"
第4回:問い ―― パートナーと「これからの話」をする
第5回:総合実践ディベート ―― 意見が違っても、大丈夫

お疲れさまでした!

P.29

参考文献・理論的背景

相互尊重コミュニケーション協会 講師:渡辺佳菜

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