第1回で「聴く力」、第2回で「伝える力」を学びました。
今日は、自分と相手の間にちょうどいい距離感をつくる「境界線」を学びます。
今日持ち帰るのは、たった2つだけ。
境界線とは、「ここまでは私の領域」「ここからはあなたの領域」という心のライン。
家にたとえると、ドアと柵のようなものです。
境界線を引くことは、相手を突き放すことではありません。
お互いを一人の人間として尊重することです。
日本には「察する文化」があります。
でも、察し続けることは自分を犠牲にすることです。
「NO」を言えることは、わがままではない。長く良い関係を築くための、大切なスキルです。
| 種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 身体の境界線 | 自分の身体・時間・持ち物を守る | 「今日は疲れてるから、また今度ね」 |
| 心の境界線 | 自分の気持ちと相手の気持ちを分ける | 「あの人が怒っているのは、私のせいじゃないかもしれない」 |
以下の質問に、自分の中で○か×をつけてみてください。
○が多いほど、境界線が曖昧になっているサインです。
でも大丈夫。 気づけたこと自体が、変わり始めている証拠です。
気づいたことを、隣の人と自由にシェアしてください。(パスもOK)
「NO」を伝えるのは、第2回で学んだIメッセージの応用です。
| ステップ | 例 |
|---|---|
| 状況 | 「今週末も手伝ってほしいと言われたんだけど…」 |
| 私の気持ち | 「私は、少し休みたいなと思っていて」 |
| お願い | 「今回はお休みさせてもらっていい?」 |
Aさんが頼む側、BさんがIメッセージで断る側。交替して2回やります。
「NO」を言った後に罪悪感を感じるのは自然なことです。それは「今までのパターン」と違うことをしたサイン。悪いことではありません。
心理学者フリッツ・パールズの言葉を紹介します。
厳しく聞こえるかもしれません。でもこれは「冷たくなれ」という意味ではなく、お互いを一人の人間として尊重しようというメッセージです。
大切にしたい人がいるからこそ、まず自分を大切にする。
自分の境界線を守れる人が、相手のことも本当に大切にできるのです。
| やること | ポイント |
|---|---|
| 「NO」はIメッセージで伝える | 「私は〜」で始めれば、 断っても関係を壊さない |
| 自分の気持ちと相手の気持ちを分ける | 「相手が怒っている=私のせい」 とは限らない |
日付:__月__日
どんな場面がありましたか?
その時どう感じましたか?
気づいたことは?
次回までにやってみたいことは?
第4回は「問い」です。
「聴く力」「伝える力」「境界線」。3つの土台の上に、最後のピース「問いかけの力」を加えます。
今日の宿題をやりながら、「相手にこれを聞いてみたかったな」と思う瞬間があったら、覚えておいてください。
それが次回への最高の準備になります。