相互尊重
コミュニケーション
mutual respect communication
No. 2
自己表現

前回のふりかえり

第1回では「聴く」ことを学びました。

「頷きながら聴く」「口角を上げて聴く」を実践してみて、いかがでしたか?

今日は「聴く」の次のステップ、自分の気持ちを伝える力を学びます。


今日のゴール

今日持ち帰るのは、たった2つだけ。

1
「私は」で伝える
主語を変えるだけでOK
2
「おかげ様です」で
受け取る
褒められたらこの一言
01

「私は」で話すだけで、伝わり方が変わる

普段の会話を思い出してみてください。

イライラした時、つい言ってしまう言い方:

これは「あなた(YOU)」が主語です。
相手は責められたと感じて、心を閉じてしまいます。

同じ気持ちを、「私(I)」を主語にして言い換えてみましょう:

主語を変えるだけで、相手を責めずに自分の気持ちを伝えられます。

これが「Iメッセージ」です。

02

Iメッセージの3ステップ

ステップ内容
1状況を伝える「約束の時間に遅れると…」
2私の気持ちを伝える「私は心配になるんだ」
3お願いを伝える「前もって連絡もらえると助かる」
ポイント

最初は慣れなくて当然です。「私は」と言い出すだけで、自然と相手を責める言い方から離れられます。完璧じゃなくてOK。まずは「私は」から始めてみてください。

03
ワーク1:YOU→I 変換チャレンジ(15分)

やり方

2人1組になります。

以下の「YOUメッセージ」を、「Iメッセージ」に言い換えてみてください。

お題

  1. 「あなたはいつもスマホばっかり見てるよね」
  2. 「なんでそんなこと言うの?」
  3. 「ちゃんと聞いてるの?」

進め方

振り返り

04

褒められたら「おかげ様です」で受け取る

「すごいですね!」と褒められた時、つい言ってしまいませんか?

気持ちはわかります。でも実は、否定すると相手をガッカリさせてしまうのです。

せっかく褒めてくれた相手の気持ちを、否定していることになるからです。


魔法の言葉:「おかげ様です」

「ありがとうございます。皆さんのおかげです」

「嬉しいです。周りのサポートのおかげで頑張れました」

相手の手柄にして受け取る。 これなら謙虚さも伝わるし、相手も嬉しい。

誰も嫌な気持ちにならない、最強の受け取り方です。

05
ワーク2:「おかげ様です」実践(10分)

やり方

3人1組になります。

  1. Aさんが最近頑張ったことを話す(1分)
  2. BさんとCさんがAさんを褒める
  3. Aさんは「否定しない」で、「おかげ様です」を使って受け取る

全員が1回ずつ褒められる側を体験します。

振り返り

06

まず自分を知ることから

上手に伝えるためには、まず自分の特徴を知っておくことが大切です。

「自分はどんな時にイライラしやすいか」「どんなコミュニケーションが苦手か」を知っていると、伝え方を工夫できるようになります。

AI診断アプリなどを活用して、自分のタイプを客観的に見てみるのもおすすめです。

自分を知ること = 相手を大切にすること。
自分の特徴がわかっていれば、
余裕をもって人と関われます。
07

今日から使える! 2つの実践

やることポイント
「私は」を主語にして伝える「あなたは〜」を「私は〜」に変えるだけ。
それだけで会話が変わります
褒められたら「おかげ様です」否定しないで受け取る。
相手も自分も気持ちいい

宿題:Iメッセージ&おかげ様チャレンジ(3日間)

1日目
誰かに「私は〜」で
気持ちを1回伝えてみる
2日目
褒められたら
「おかげ様です」で
受け取ってみる
3日目
「私は〜」+
「あなたはどう思う?」
で会話してみる
08

ふりかえりメモ

日付:__月__日

どんな場面で実践しましたか?

相手の反応はどうでしたか?

自分で気づいたことは?

次回までにやってみたいことは?

09

講座の全体像

第1回 傾聴と共感
第2回 自己表現 ← 今日ここ
第3回 境界線
第4回 問い
第5回 総合実践

次回予告

第3回は「境界線」です。

「聴く力」「伝える力」を身につけた次は、自分と相手の間に適切な距離感をつくる方法を学びます。

今日の宿題をやりながら、「ここまでは引き受けるけど、ここからは無理だな」と感じる瞬間があったら、覚えておいてください。

それが次回への最高の準備になります。

10