相互尊重
コミュニケーション
mutual respect communication
No. 1
傾聴と共感

相互尊重コミュニケーション

理念
すべての人が、互いの個性と尊厳を尊重しあい、
自分らしく輝ける社会を実現する

相互尊重コミュニケーションとは?

「相互尊重コミュニケーション」とは、相手を対等なパートナーとして尊重し、お互いのニーズや価値観を大切にしながら、自分の意見をしっかりと伝えるコミュニケーション手法です。

決して、一方的な譲歩や自己犠牲を強いるものではありません。

「尊重」とは、単に相手だけを敬うのではなく、相手も、そして自分自身も、お互いにとって大切な存在であると認め合い、理解しようと努めることです。

01

相互尊重コミュニケーションの4原則

原則テーマひとことで言うと
1傾聴と共感相手の心に寄り添う ← 今日はここ
2自己表現自分の想いを率直に伝える
3境界線自分と相手を尊重する距離感
4問いお互いが成長し合える対話

相手がもっと自分を好きになる関わりを。


今日のゴール

今日持ち帰るのは、たった2つだけ。

1
頷きながら聴く
「うんうん」と頷くだけでOK
2
口角を上げて聴く
ニコッとした表情で聴く

この2つを意識するだけで、
あなたの周りの人間関係は驚くほど変わります。

02

すべての土台:「心の余裕」

人の話をちゃんと聴くためには、まず自分自身に余裕があることが大前提です。

朝の忙しい時間、子どもに「ねえ、聞いて!」と言われても、頭の中が「早くしなきゃ」「遅れちゃう」でいっぱいだったら、聴けなくて当然です。

それは、あなたが冷たいからじゃない。
ただ、余裕がなかっただけです。

だから、まず自分に余裕をつくることから始めましょう。

1日1分でいい。息を抜く時間をつくる

朝起きた時、お昼休み、寝る前。
目を閉じて、ゆっくり息を吐く。それだけでOKです。

たった1分の深呼吸で、心にすこし余裕が生まれます。
余裕ができたら、人の話が自然と聴けるようになる。
それが傾聴の第一歩です。

03

「聞く」と「聴く」の違い

「聴」の漢字には「耳」と「目」と「心」が入っています。
耳だけでなく、目で相手を見て、心で感じながら聴く。これが「傾聴」です。

04
ワーク1:「頷き」の力を体感しよう(15分)

びっくりするほどシンプルですが、これがコミュニケーションの土台です。

やり方

2人1組になります。Aさん(話し手)とBさん(聴き手)を決めてください。

話すテーマ:「最近あった、ちょっと嬉しかったこと」

ラウンド1:無反応で聴く(2分)

Bさんは、Aさんの話を何のリアクションもせずに聴いてください。

頷かない。相槌も打たない。表情も変えない。ただ黙って聴く。

→ 2分後、Aさんに質問:「話してみて、どんな気持ちでしたか?」

ラウンド2:頷きながら聴く(2分)

今度はBさんは、「うんうん」と頷きながら聴いてください。

「そうなんだ」「へえ〜」など、短い言葉もOK。

→ 2分後、Aさんに質問:「さっきと何が違いましたか?」

役割を交替して、もう1回やります。

05

ワーク1 振り返り

ポイント

多くの人が「聴いているつもり」でも、実は頷きが足りていません。

頷きは「あなたの話を受け止めていますよ」という、言葉を使わない最強のメッセージです。

06
ワーク2:「口角を上げて聴く」を試そう(10分)

次は、もうひとつのシンプルな実践です。

やり方

2人1組のまま、今度は口角を少し上げた状態で相手の話を聴きます。

話すテーマ:「最近ちょっと頑張ったこと」(2分ずつ交替)

聴き手のルール:

振り返り

ポイント

口角を上げると、自分自身もリラックスして余裕が生まれます。相手にとっても「この人は安心して話せる」という空気をつくれます。テクニックではなく、ただ口角を上げるだけ。これだけで会話の質がガラッと変わります。

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傾聴の3つの心得

難しいことは覚えなくて大丈夫。この3つだけ意識してみてください。

1. ジャッジしないで受け止める

相手の話を「いい・悪い」で評価しないこと。

「もう会社辞めたい」と言われたら、「辞めたらダメだよ」ではなく、まず「そう感じてるんだね」と受け止める。

不思議なことに、受け止めてもらえると、人は自分から「でも、もう少しやってみようかな」と言い出すことがあります。

変えようとしないことが、変わるきっかけになる。


2. 共感する(同感とは違います)

共感は、相手の気持ちをわかろうとすること
同じ意見でなくてもいいのです。

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3. 自分に正直でいる

本当は余裕がないのに「うんうん」と聞くふりをしても、相手にはバレています。

余裕がない時は、正直に言っていい。

「ごめんね、今ちょっと余裕がなくて。
30分後にちゃんと聴かせてくれる?」

これは冷たいのではなく、誠実な対応です。

09

今日から使える! 2つの実践

やることポイント
頷きながら聴く「うんうん」と頷くだけでOK。
これだけで相手の安心感が全然違います
口角を上げて聴くニコッとした表情で聴く。
自分もリラックスできて一石二鳥

まずはこの2つだけ。家族、友人、職場の人、誰でもOK。

今日の帰り道から、さっそく試してみてください。


宿題:「ただ聴く」チャレンジ(3日間)

次回までに、1日1回、誰かの話を「頷きながら、口角を上げて」聴いてみてください。

1日目
「頷きながら聴く」
を意識する
2日目
「頷き」+
「口角を上げて聴く」
3日目
上の2つ+
相手が話し終わるまで待つ
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ふりかえりメモ

日付:__月__日

誰の話を聴きましたか?

相手の反応はどうでしたか?

自分で気づいたことは?

次回までにやってみたいことは?

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講座の全体像

第1回 傾聴と共感 ← 今日ここ
第2回 自己表現
第3回 境界線
第4回 問い
第5回 総合実践

次回予告

第2回は「自己表現」です。

今日は「聴く」ことを学びました。
次回は、相手を傷つけずに自分の気持ちを伝える方法を学びます。

今日の宿題をやりながら、「本当は自分はこう感じていたな」「こう言いたかったな」という瞬間があったら、メモしておいてください。

それが次回への最高の準備になります。

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